似合う髪型診断は顔の印象と髪型の調和を見極めることから始まります

この記事は美容師の奥谷なりひろが監修し、顔の印象と髪型の印象を科学的に測るOTAS理論をもとに、似合う髪型を自己診断するポイントをご説明します。20代から40代の女性が自分に似合う髪型を理解したうえで美容師と具体的に相談できるよう、単なる顔型補正の常識とは一線を画した視点をお届けします。
OTAS理論とは?
OTAS理論では、顔の印象を「大人顔・子供顔(A/B軸)」と「直線的・曲線的(C/D軸)」の二軸で数値化し、それぞれのバランスで9つのタイプに分類します。髪型も同様に印象を点数化し、顔のタイプと髪型のタイプの距離感で“似合う”を判断します。
ただ単に
OTAS理論による似合う髪型の見方

1. A/B軸で見る「大人顔」と「子供顔」
顔の縦長感や親しみやすさを判断する軸です。
A寄りは大人っぽく成熟した印象
B寄りは若々しく柔らかい印象
面長や丸顔はこのA/B軸で判断され、面長はA寄り、丸顔はB寄りということになりますが、それだけで髪型を決めるわけではありません。
2. C/D軸で見る「直線的」か「曲線的」か
鼻や眉、唇の形などの直線・曲線のバランスを見ます。
C寄りは柔らかく丸みのある印象
D寄りはシャープでクールな印象
このC/D軸の特徴も髪型の選定に大きく影響します。
3. 顔SWスコアから髪型SWスコアとの距離で判断
顔のA/BとC/Dの合算で出る顔SWスコアと、髪型のSWスコアを比較します。この距離が近いと自然になじみ、遠いと印象が浮いてしまったり違和感が出るため、距離が大きい場合は髪型の前髪や動き、重さなどを調整して橋渡しを行います。
ミニ体験
顔立ちの印象をA/Bで見る、OTASのミニ診断です。正解を決めるものではなく、髪型との距離を考えるための入口として使ってください。
顔の印象ミニ診断
Aが多い人は、顔の印象にすっきり感や大人っぽさが出やすいタイプです。Bが多い人は、やわらかさや親しみやすさが印象に出やすいタイプです。どちらも優劣ではなく、髪型の重さ、前髪、顔まわりの動きを決めるための材料になります。
似合う髪型を具体的にイメージするには
Aが多い人(大人顔寄り)
シンプルでシャープなラインや前髪なし、もしくは長めの前髪がなじみます
髪に縦ラインや面のある質感を意識しましょう
ショートでも襟足をすっきりさせて清潔感を出すとまとまりやすいです
Bが多い人(子供顔寄り)
透け感のある前髪やふんわりとした丸みのあるスタイルが似合います
軽やかな動きや柔らかいカールをプラスすると魅力が引き立ちます
柔らかいマッシュショートもおすすめです
A/Bが同じくらいの人(中間タイプ)
長さや前髪の有無で印象を調整しやすいタイプです
なりたいイメージに寄せて、重さや動きを微調整しながら相談しましょう
センターパートや斜め分けなど幅のあるスタイル提案を美容師に依頼すると良いでしょう
美容室での相談に使えるポイント
美容室で自分の好みと似合う髪型をすり合わせる時は、ぜひこう伝えてみてください。
「顔の印象は大人顔(または子供顔、もしくは中間タイプ)で、シャープ(または柔らかい)なラインが好きです。OTAS理論の話を聞いて、顔と髪型の印象のバランスを大事にしたいと思っています。前髪の重さや動きで似合わせてほしいです」
このように伝えると、単純な顔型補正ではない、理論を踏まえた提案をしてもらいやすいです。
FAQ
OTAS理論で診断したら具体的な髪型がわかる?
OTASはあくまで顔の印象を数値化し、髪型との距離を測るツールです。最終的な髪型は髪質やライフスタイル、なりたいイメージと美容師の感覚も加味して決まります。OTASはそれを話し合う出発点と捉えてください。
写真がなくても自己診断できる?
写真からの診断が正確ですが、ご自身の顔の形やパーツの特徴を思い出して診断することも可能です。美容師のカウンセリング時に補助的に使えます。
「似合う髪型は変えたくない」と思う場合どうすれば?
顔と髪型の印象の距離が大きいと感じるときでも、全てを変える必要はありません。前髪や毛先の動きを少し調整するだけで自然なマッチングが可能です。担当美容師と気軽に相談してください。
似合う髪型診断は、自分を理解し、美容師としっかり意思疎通できることが何より大切です。OTAS理論を参考に、理論と感覚を両立させたヘアスタイルを一緒に作りましょう。
監修者
奥谷なりひろ / senjyu名古屋代表 / 美容師

コメント